8歳の男児片頭痛
2025.11.04
症例:前兆のない片頭痛(小児例)
6歳頃から、雨の日や気圧の変化、飛行機に乗ったときなどに頭痛がみられるようになりました。1回だけ嘔吐したこともあります。小児用バファリンを内服すると効果があるときもありますが、効かないこともあります。小学校1年生頃から、頭痛のために学校へ遅刻することもありました。
頭痛は多いときで月に2〜3回ほどみられ、右側の痛みを訴えることが多く、その際はほとんど寝込んでしまいます。頭部CTでは、頭痛の原因となるような異常は認められませんでした。
頭痛の特徴は、前頭部がズキンズキンと脈打つように痛み、痛みの程度は10段階で9程度と強いものです。日常の動作で痛みが悪化し、横になりたくなります。吐き気や嘔吐を伴うことがあり、音や光をわずらわしく感じることもあります。
母親にも頭痛の既往があり、家族歴がみられます。日常生活支障度(HIT-6)は68点と高く、学校への遅刻もあることから、頭痛を減らすための予防治療を開始しました。