6歳の男の子に起こった毎日の頭痛(片頭痛の症例)
2025.08.05
🧒6歳の男の子に起こった毎日の頭痛(片頭痛の症例)
6歳の男の子が、ここ1週間ほど毎日のように「頭が痛い」と訴えるようになりました。特に学校から帰った夕方に多く、ご飯も食べられないほどの痛みです。
昨日はお腹も痛くなり、下痢もありました。それでも本人は学校を休まず、がんばって登校しています。
🧠頭痛の特徴
- 頭痛の時間は30分くらいで短いですが、
- 「ガンガンする」と表現されるような強い痛みで、
- 痛くなるとそのまま横になって寝てしまうこともあります。
- 特に朝ごはんや昼ごはんの前に起きやすく、空腹も関係しているかもしれません。
また、お腹の痛みはおへその上あたりがキリキリして、そのあとに下痢になることもあります。
🧬家族の体質との関係
お母さんも頭痛もちで、家族性の片頭痛の可能性が考えられます。
🏥検査と診断
病院でCT検査をしましたが、脳に異常はありませんでした。
痛みの性質や経過から、**「前ぶれのない片頭痛(小児片頭痛)」**と診断しました。
💊治療と経過
予防的なお薬(第一選択薬A)を使い始めたところ、日常生活に支障が出ていた点数(HITスコア)は…
- 初回:62点
- 2回目:46点
- 3回目:36点
と少しずつ改善していき、毎日あった頭痛は3週間後には週1〜2回程度まで減りました。今では「サッカーがしたい!」と元気も出てきています。
💡小児の片頭痛とは?
片頭痛は、大人だけでなく子どもにも起こります。
小児の場合、痛みの持続時間が短かったり、お腹の症状(腹痛・下痢)が一緒に出ることもあります。
以下のような特徴があれば、小児片頭痛の可能性があります:
- ズキズキする痛み(脈打つような感じ)
- 中等度〜強い痛み
- 横になりたくなる
- 吐き気や嘔吐をともなうこともある
- 前ぶれ(「キラキラが見える」など)は必ずしもあるとは限りません
🧑⚕️頭痛のあるお子さんを見守るポイント
家族にも頭痛もちの方がいる
などがあれば、片頭痛の可能性も含めて早めにご相談ください。
頭痛が定期的に起こる
頭痛で食事や生活に支障がある