17歳群発頭痛

症例報告

17歳群発頭痛

2025.12.01

この方の群発頭痛は、最初に短い周期の痛みが続く時期があり、その後に数週間の周期、そののち1〜2か月ほどの長い周期へと移行するという、やや特徴的な経過をとっています。

群発頭痛は左側、今年は10月ごろから再び痛みが始まり、いったん落ち着いた後に11月中頃から再発しました。本来であれば、予防薬の効果が高まってくる時期には、痛みが軽くなっていくことが期待されます。しかし、11月末には強い痛みが続いており、現状の予防薬が十分に作用していない可能性があります。

そのため、現在の予防薬は継続しつつ量を調整し、加えて別の予防薬を併用することで、現行治療を補強していく方針としました。