13歳小児頭痛治療は終了

13歳女児
11歳の頃から頭痛があり、その頃は、2か月に1回程度の頭痛であった。勉強をした後の午後から頭が痛くなる事が多かった。令和6年6月に入り、頭痛の程度頻度が増えてきたため、前日眼の奥が痛くなり、吐き気も出て早退したため本日当院受診。
頭痛は、両側の眼の周りから後頭部が痛い事が多く、脈を打つような痛みで、勉強や、運動に支障があり、寝込むことがある。頭痛には吐き気、嘔吐、体の倦怠感が伴う。物が見えにくくなった後に頭痛が出ることもある。普段使っている鎮痛剤はカロナール。
最近ではそのカロナールの効果が見られない。頭痛の強さを0～10段階に分けた時には痛みの max は9/10、音や光を煩わしく感じる事が多く、日常生活支障を表すHIT-6は初回が54点。
前兆のある片頭痛および前兆のない片頭痛の両方を持ち合わせた患者さんであると診断。
治療を開始してから、HIT6の点数は、44点、40点、38点、50点、38点、36点、36点、36点、36点、36点、36点、36点、36点、36点令和7年3月以降頭痛は抑えられ頭痛はみられない。点数が50点に跳ね上がった頃は自己判断で治療を中断していた頃、予防治療維持期間を6ヶ月設けた後、予防薬は徐々に減量、本日治療を終了とする。薬をゼロにしても頭痛は出ない。