13歳男児
2025.07.26
小学生の頃から頭痛がありましたが、当時は入浴などで改善していました。
2025年5月には、1週間ほど続く中等度(痛みの程度7/10)の頭痛がありましたが、アセトアミノフェンの内服で軽快しました。
2025年9月に新型コロナウイルス感染症に罹患し、症状は軽症でしたが、その後から鎮痛薬が効かない頭痛が出現し、特に直近1か月はほぼ毎日持続しています。
起床時から就寝時まで頭痛は続き、強弱の波はあるものの、持続的な痛みがあり、ときに夜間に痛みで覚醒することもあります。
涙や発汗、眼の充血といった自律神経症状は認めません。
処方された川芎茶調散や補中益気湯は効果がなく、リザトリプタンも無効で、内服後に胸の締め付け感が出現しました。
診断は「新規発症持続性連日性頭痛(NDPH)」で、前額部に締め付けられるような痛みがみられます。
片頭痛予防薬による治療を開始し、日常生活への支障度(HIT-6スコア)は、初回74点から順に67点、52点、64点、44点、38点、36点、36点、52点、36点と経過しました。
第1・第2選択薬は有効でしたが、第3選択薬では効果を認めませんでした。
直近では試験による一時的な睡眠不足で頭痛が悪化しましたが、現在は睡眠も安定しており、HIT-6は36点と最も低い水準に落ち着いています。