10代の女の子片頭痛の症例 – あきらめない頭痛クリニック（子どもの頭痛治療専門サイト）

10代の女の子です。令和7年1月頃から強い頭痛が出るようになり、この時期が一番つらい状態でした。頭痛はおでこやこめかみ、横のあたりや後ろの頭など、いろいろな場所に出ていました。特に左側が「ガンガンする」ように痛み、痛みの強さは10点満点中9～10点と、とても強いものでした。

教室の音や騒がしさで胸が苦しくなったり頭痛が悪化したため、教室に入れず保健室で過ごすことが多くなりました。その頃は病院にかかったことはなく、学校から心の専門の病院をすすめられましたが、予約待ちで受診できませんでした。

その後も3か月以上頭痛が続き、特に5月の修学旅行以降は毎日頭痛が出ていました。頭痛が毎日あると生活に大きな支障が出るため、予防するためのお薬を始めました。

治療を始めてからは、日常生活への影響を点数で表す検査（HIT-6）でも改善が見られました。

• 5月は69点（とてもつらい状態）
• 6月は50点台（まだ支障あり）
• 7月は46点（かなり改善）
• 8月には40点（ほぼ問題なし）

現在は頭痛がほとんどなくなっており、同じお薬で様子をみています。以前は音のせいで教室に入れませんでしたが、今はだんだん教室に戻れるようになってきています。