15歳代男の子 片頭痛
2025.10.21
15歳代 男の子 片頭痛
初めて頭痛の症状が出たのは6歳頃でした。
当時は月に1~2回程度で、あまり気にならない程度の頭痛でしたが、最近ではほぼ毎日頭が痛むようになっています。
痛みは両側のこめかみや頭のてっぺんあたりが「ズキズキ」と脈打つように痛み、頭が痛いと勉強に集中できなかったり、体がだるくなったりします。
時には「ギザギザした光が見えて物が見えにくくなる」といった前兆が出ることもあります。
頭痛が起こりやすいのは、朝起きた時や午前中、天気の悪い日などです。
鎮痛剤はできるだけ使わないようにしており、痛みの強さは10段階中8くらいとかなり強いもので、動くと痛みが悪化し、暗く静かな部屋で横になりたくなります。
診断は「前兆のある片頭痛」および「慢性片頭痛」です。
1学期に入ってからも頭痛はほぼ続いており、頭痛のために学校を休むことが増えてきました。
頭痛による日常生活への支障度(HIT-6)は62点と高く、痛み止めだけでは十分な改善が見られないため、片頭痛の予防治療を開始することになりました。