症例】5歳から続く「頭痛・めまい・車酔い」――6歳女の子の片頭痛治療
2026.01.05
■ 相談までの経緯と症状
6歳の女の子。お母様も頭痛持ちで、お子様も5歳頃から頭痛を訴えるようになりました。
- 症状: 頭頂部の痛み、「ガンガンする」「(めまいのように)揺れる感じ」と表現。
- 随伴症状: たまに吐き気がある。車酔いしやすい。人混みで頭痛が出る。
- 日常生活への影響: 週2回ほど、頭痛で体が動かせなくなるほど(10段階中7の痛み)つらい。学校の給食前(空腹時)に痛くなることが多い。
■ 専門医による診断:前兆のない片頭痛
小児科で処方された鎮痛薬(カロナール)である程度の効果はありましたが、頻度が高く、日常生活への支障度(Hit-6スコア 76点)が非常に高いため、受診されました。
診察の結果、動作による悪化や吐き気、痛みの強さから「前兆のない片頭痛」と診断しました。
■ 当院の治療アプローチと経過誘因(きっかけ)の特定:
習い事で毎日運動しており、エネルギー消費が激しいこと、また給食前に痛むことから「低血糖」が頭痛を誘発している可能性を指摘。補食などの生活指導を行いました。
予防療法の開始:
痛みの頻度を下げ、日常生活をスムーズにするため、予防薬1種類を少量から開始しました。
用量の調整(微調整):
当初、痛み自体は残るものの、頻度はやや減少。その後、体重(20kg)に合わせ、安全な範囲で予防薬を増量しました。
■ 現在の状況
治療を継続することで、頭痛の頻度・程度ともにコントロールできています。現在は、元気に学校生活や大好きな運動を続けられています。