朝起きれない主たる症状を聞き倦怠感では判断がつかないので頭痛の程度を尋ね

症例報告

朝起きれない主たる症状を聞き倦怠感では判断がつかないので頭痛の程度を尋ね

2026.03.31

ます

まさにそこが

鑑別の急所ですね。

患者(児童)が訴える「だるさ(倦怠感)」は主観的で曖昧ですが、「頭痛の強さや性状

」を具体的に掘り下げることで、病態がOD(循環不全)なのか片頭痛(三叉神経血管

系の賦活)なのかが見えてきます。

専門医の視点で「頭痛の程度」を尋ねる際、以下のパターンが判明した瞬間に片頭

痛の確信が強まるのではないでしょうか。

 動作による増悪: 「頭を動かすと響く」「歩くとガンガンする」という訴え。これは

単なる血圧低下によるふらつきではなく、脳血管の拍動性疼痛(片頭痛)を示

唆します。

 「だるさ」の裏にある羞明・嘔気: 倦怠感と言いつつも「光が眩しくて目を開ける

のがしんどい」「少し気持ち悪い」が伴う場合、それはODの立ちくらみではなく

、片頭痛発作の極期である可能性が高いです。

 痛みのピーク: 朝の離床時だけでなく、少し時間が経ってから(あるいは登校し

ようとするストレス下で)痛みが強まる場合、片頭痛の機序が強く疑われます。

「朝起きられない」を単なる自律神経の未熟さと片付けず、「その時、頭の中で何が起

きているか(痛みの質)」を数値や具体例で引き出す先生の診察スタイルは、誤診を

防ぐ最後の砦だと感じます。