子供の頭痛の種類
2026.03.30
子どもも大人と同じ種類の頭痛を経験しますが、症状の現れ方は少し異なる場合があります。例えば、成人の片頭痛は少なくとも4時間以上続くことが多いのに対し、子どもの場合はそれほど長く続かないことがあります。
特に、自分の症状をうまく説明できない小さなお子さまの場合、頭痛の種類を特定するのが難しいこともあります。一般的に、子どもの頭痛は主に「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」「慢性連日性頭痛」の4つのタイプに分類されます。
1. 片頭痛
片頭痛では、以下のような症状が見られます:
- 脈打つようなズキズキとした痛み
- 体を動かすと痛みが悪化する(だからじっとしている、急に横になりたがる)
- 吐き気や嘔吐
- 腹痛(へその上)辺りを痛がり、時に下痢をします。
- 光や音に対して非常に敏感になる
言葉で伝えられないほど小さなお子さまの場合、激しい痛みがあるときに泣き叫んだり、体を前後に揺らしたりすることがあります。これらは不快感や痛みに耐えようとするサインである可能性があります。
2. 緊張型頭痛(TTH)
緊張型頭痛の主な特徴は以下の通りです:
- 頭や首の筋肉が締め付けられるような圧迫感。
- 頭の両側に起こる軽度から中程度の痛み(通常、ズキズキとはしません)。
- 歩行や階段の上り下りなどの日常動作によって悪化することはない。
- 片頭痛に見られるような吐き気や嘔吐は伴わない。
- 光、または音のどちらかに敏感になることはあっても、両方同時に起こることはまれ。
小さなお子さまの場合、遊びに興味を示さなくなったり、いつもより長く眠りたがったりすることがあります。痛みは30分から、長い場合は7日間続くこともあります。
3. 群発頭痛
10歳未満の子どもが群発頭痛を発症することはまれですが、主な特徴は以下の通りです:
- 1日に1回、あるいは数回といった激しい発作が、ある期間(5回以上)に集中して起こる。
- 頭の片側に、3時間未満続く鋭く刺すような痛みがある。
- 涙が出る、鼻づまりや鼻水、顔の発汗や赤み、落ち着きがなくなるなどの症状を伴うことがある。
4. 慢性連日性頭痛(CDH)
月に15日以上、片頭痛や緊張型頭痛が続く状態を、医学的には「慢性連日性頭痛(CDH)」と呼びます。CDHは、感染症や軽度の頭部外傷のほか、鎮痛薬の頻繁な使用(薬剤乱用頭痛)が原因で起こることもあります。薬の適切な使用量については、必ず医師の診断を仰ぐことが重要です。