インフルエンザ後に毎日続く頭痛……「新規発症持続性連日性頭痛(NDPH)」の改善例

症例報告

インフルエンザ後に毎日続く頭痛……「新規発症持続性連日性頭痛(NDPH)」の改善例

2026.03.24

【症例】 6歳 男児
【主訴】 12月のインフルエンザ罹患後から、ほぼ毎日続く頭痛

■ 経緯と症状
12月にインフルエンザにかかったことをきっかけに、それまで経験のなかった頭痛が毎日現れるようになりました。痛みは眉間のあたりを中心に半日ほど持続し、吐き気や嘔吐、光・音を煩わしく感じる(光過敏・音過敏)といった症状を伴います。
痛みの程度は強く、日常生活への支障度を示すスコアは63点と高値でした。頻繁に横にならざるを得ない状態で、元気に過ごせる時間が大幅に削られていました。

■ 診断のポイント
症状自体は「片頭痛」の基準を満たす特徴を備えていますが、「ある日突然(インフルエンザ後)から、途切れることなく連日続いている」という発症形式から、新規発症持続性連日性頭痛(NDPH)と診断しました。

■ 治療と経過
診断後、速やかに予防薬による治療を開始しました。

  • 開始〜1週間: 目立った変化は見られませんでした。
  • 3週間後: 頭痛を訴える回数が劇的に減少し、日常生活をスムーズに送れるようになりました。
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