【福岡】頭痛や体調不良がきっかけで始まる不登校の特徴と対応方法について

コラム

【福岡】頭痛や体調不良がきっかけで始まる不登校の特徴と対応方法について

2026.01.01
【福岡】頭痛や体調不良がきっかけで始まる不登校の特徴と対応方法について

「朝になると頭が痛い」「体調が悪くて学校に行けない」という状況から、気づけば不登校が始まってしまうケースは少なくありません。
こうした背景には単なる怠けや精神的な問題だけでなく、片頭痛や起立性調節障害、周期性嘔吐症といった身体の不調が隠れていることがあります。
しかし周囲に理解されにくいため、お子さんは「学校に行けない自分」に罪悪感を抱き、さらに不登校が長引く悪循環に陥ることもあります。
この記事では、頭痛や体調不良がきっかけで始まる不登校の特徴や、家庭・学校でできる具体的な対応方法を解説します。


不登校のきっかけとして多いのが「朝の登校時間帯に体調を崩す」ことです。
特に起立性調節障害は、朝に強い頭痛やめまい、倦怠感が出やすく、午前中の登校が大きな負担になります。
片頭痛や周期性嘔吐症も、発作が起こりやすい時間帯が朝に集中することがあり、登校準備と重なってしまうことで「学校に行きたいのに行けない」という状況を招きやすいのです。

頑張って登校しても、授業中に頭痛や吐き気が強くなり、保健室で休む時間が長くなるケースも少なくありません。
次第に「どうせまた具合が悪くなる」とお子さん自身が予測してしまい、登校よりも休養を優先する習慣が強まります。
この積み重ねが「学校に行かない日常」につながることがあります。

「怠けていると思われるのでは」「友達に迷惑をかけるのでは」と罪悪感を抱きやすいのも大きな特徴です。
特に真面目な性格のお子さんほど「学校に行きたいけれど体が動かない」という葛藤に苦しみ、心のストレスがさらに増幅してしまいます。


小児片頭痛は朝の登校前後に発作が起こりやすく、強い頭痛や吐き気で登校できないことがあります。
また、慢性的な緊張型頭痛では授業に集中できず、不登校のきっかけになることもあります。

思春期に多い起立性調節障害は、自律神経の乱れから朝に立ちくらみや頭痛が強く出ます。午後になると元気になるのが特徴ですが、「午前中に学校に行けない」という状態が続き、不登校と結びつきやすい病気です。

数週間おきに夜間や朝方に嘔吐を繰り返す周期性嘔吐症も、不登校につながる原因の一つです。
発作が落ち着くと元気になるため「なぜ行けないのか」と誤解されやすいのが特徴です。


午後になると元気になるため、「学校に行きたくないから嘘をついているのでは」と疑われることが少なくありません。
これがお子さんの自尊心を傷つけ、さらに不登校を長引かせる一因になります。

身体的な病気が背景にあるのに、心の問題だけに原因を求めてしまうと、適切な医療的アプローチが遅れてしまいます。
心身の両面を考える視点が大切です。

お子さんは自分の症状をうまく言葉にできないことが多く、「なぜ学校に行けないのか自分でもわからない」と感じてしまうことがあります。
そのため、周囲から誤解を受けやすく、孤立感を深めてしまいます。


頭痛や体調不良が続くときは、家庭での記録が診断の大きな助けになります。
例えば「どの時間帯に症状が出るか」「どのくらい続くか」をノートに残しておくだけでも、医師が病気を特定する手がかりになります。
さらに「休日は元気に過ごせるが登校日の朝は体調が悪い」といった違いも重要な情報です。
短いメモやチェック表の形で十分なので、日常的に続けることが大切です。

体調が悪いのに無理に登校を促すと、お子さんはかえって症状を悪化させたり「学校はつらい場所だ」という意識を強めてしまうことがあります。
休ませることは決して甘やかしではなく、心身を守るための前向きな選択です。
「今日は休んでも大丈夫」と伝えてあげるだけで、お子さんは安心し、回復への道筋をつけやすくなります。

不登校が続いた場合でも、必ずしも一気に通常登校へ戻る必要はありません。
午後からの登校や保健室だけの利用など、段階的な復帰方法があります。
保護者が一方的に決めるのではなく、お子さんと「どうすれば少し楽に通えるか」を一緒に考えることが大切です。


頭痛や体調不良がきっかけで始まる不登校は、怠けや心の弱さではなく、身体の不調が大きく関わっている場合があります。
誤解や罪悪感を減らし、家庭と学校、医療機関が協力してお子さんを支えることが大切です。無理をさせず、少しずつ学校生活に戻れるように工夫を続けることで、改善の道が開けます。


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