【福岡】部活動の練習量が増えてから頭痛が出やすくなった中学生について

コラム

【福岡】部活動の練習量が増えてから頭痛が出やすくなった中学生について

【福岡】部活動の練習量が増えてから頭痛が出やすくなった中学生について

中学生になると、多くの子どもたちが部活動に参加し、運動や仲間との活動を通じて大きく成長していきます。
しかし一方で、練習量が増えると体や心に大きな負担がかかり、頭痛を訴えるケースが増えてきます。
部活動は体力向上や人間関係の形成に役立つ一方、オーバーワークやストレスが原因で健康を損なうこともあるのです。
特に思春期の中学生は、成長期による身体変化や学業との両立も重なり、頭痛が出やすくなる特徴があります。
この記事では、部活動が頭痛につながる理由やその特徴、家庭でできるケアの工夫、さらに受診を検討すべきサインについて詳しく解説します。


中学生の部活動は、体力をつけるために練習時間や内容が急にハードになることがあります。
特に運動部では長時間の走り込みや筋力トレーニング、繰り返しの技術練習などで体に強い負担がかかります。
筋肉が硬直すると血流が悪化し、首や肩のこりが頭部へと波及して「緊張型頭痛」が起こりやすくなります。
また、練習中に力を入れすぎることも筋肉の緊張を強め、頭痛を引き起こす要因になります。

運動によって大量に汗をかくと、体内の水分や塩分が不足しやすくなります。
軽い脱水症状が起きると、血流や脳の代謝に影響し、頭痛やめまいを引き起こします。
夏場の炎天下の練習や体育館での活動は特にリスクが高く、熱中症と区別がつきにくいケースもあります。
水分補給が不十分だと、体調不良が続き、頭痛が繰り返し起こることもあります。

部活動で疲れ切った後に宿題や試験勉強をこなさなければならず、就寝時間が遅くなりがちな中学生は少なくありません。
睡眠不足は脳や体の回復を妨げ、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを招きます。
その結果、片頭痛や緊張型頭痛が悪化しやすくなります。
「練習で疲れているのに眠れない」という状態は、心身への負担を大きくし、頭痛を繰り返す要因となります。


激しい運動の後に起こる頭痛を「労作性頭痛」と呼びます。
走った後や試合後にズキズキと拍動する痛みが特徴で、体力を使い切った直後に現れることが多いです。
これは運動による血流変化や血管の拡張が関係しており、一時的なものもあれば繰り返し出る場合もあります。

元々片頭痛の素因を持っている子どもは、練習量が増えることで症状が強くなることがあります。
運動そのものが血流や自律神経に刺激を与え、片頭痛発作を誘発するのです。
光や音に敏感になったり、吐き気を伴ったりするため、練習や試合を続けるのが困難になるケースもあります。

部活動は身体的な疲労だけでなく、人間関係や競技のプレッシャーといった精神的ストレスも伴います。
仲間との関係や上下関係、試合でのプレッシャーなどが重なると、心身が緊張し、筋肉が硬直して頭痛が出やすくなります。
特に「失敗できない」と強く感じている子どもほど、この緊張型頭痛が起こりやすい傾向にあります。


脱水は頭痛の大きな原因です。
練習前から意識して水分を摂り、練習中もこまめに水分・塩分を補給することが大切です。特に夏場はスポーツドリンクなどを活用すると効果的で、ただの水だけでなく塩分も一緒に摂取する工夫が必要です。

練習後の体は筋肉も神経も疲労しています。
その日のうちに十分な睡眠をとり、脳と体を回復させることが頭痛予防につながります。
眠る直前のスマホ使用や遅い時間の勉強は避け、睡眠の質を高めることを意識することも重要です。

頭痛がいつ、どんな状況で出るのかを記録することで、原因を特定しやすくなります。
練習後に出るのか、試合前の緊張で出るのか、勉強と重なった時に出るのかを振り返ることで、医師に相談する際にも役立ちます。


「毎日のように頭痛がある」「痛みが強くて学校生活に影響する」といった場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。

頭痛に加えて吐き気や視覚異常が出ている場合は、片頭痛やその他の病気の可能性があります。
特に視界がちらつく、物が二重に見えるといった症状は注意が必要です。

部活動や授業に集中できないほどの頭痛は、放置せず早めの受診が必要です。
無理をして活動を続けると症状が悪化する可能性もあります。


中学生は成長期にあり、体力や精神力が発展途上です。
その中で部活動は大切な経験ですが、練習量の増加は頭痛という形で体からのSOSとして現れることがあります。
疲労や脱水、ストレス、睡眠不足といった複数の要因が絡み合うため、家庭でのケアと生活習慣の見直しが欠かせません。
水分補給や休養をしっかりと行い、必要に応じて医療機関に相談することで、子どもが安心して部活動に取り組める環境を整えることができるでしょう。


福岡市博多区の「あきらめない頭痛クリニック」は、日本頭痛学会専門医・指導医の院長が、20年以上にわたり小児の頭痛治療に携わってきた経験をもとに、お子様一人ひとりに合わせた最適な治療を行っています。
片頭痛や周期性嘔吐症などは早めの対応が大切です。
当院では、CTや脳波計などの検査機器も充実しており、正確な診断と丁寧なサポートで、予防から治療の卒業までしっかり寄り添います。
お子様の頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

あきらめない頭痛クリニック
〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代1丁目15-30 パピオ1F
TEL:092-710-7981

この記事の監修医師

あきらめない頭痛クリニック 院長 医師

医師 田村 正年

経歴・資格・所属学会

  • 日本頭痛学会 専門医・指導医
  • 脳神経外科学会 専門医・評議員
  • 日本てんかん学会
  • 脳卒中学会員
  • 日本脳神経学会コングレス会員
  • 日本精神神経学会
医師 田村 正年

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